依存症回復支援の国際的な知見共有を目指し、9月16日に中国・山東省戒毒管理局の視察団がジャパンマックを訪問しました。一般社団法人日中協会の仲介により実現した今回の視察では、RDデイケアセンターでリカバリーダイナミクスの模擬セッションを体験し、日本の依存症回復支援の実践について活発な質疑応答が行われました。
9月16日、一般社団法人日中協会の仲介で、中国・山東省戒毒管理局の視察団が特定非営利活動法人ジャパンマックを訪れました。一行は、東京都板橋区にあるRDデイケアセンターで依存症からの回復支援プログラムを体験したほか、日本の取り組みについて質疑応答を行いました。
視察団は、山東省司法庁副庁長を兼務する劉振遠局長を団長とする5人です。ジャパンマックからは、荒木副代表理事、鳥居RDデイケアセンター施設長、森事務局長が出迎えました。


山東省戒毒管理局は、同省司法庁が管轄する薬物依存からの離脱支援を担う専門機関で、省内の薬物依存者に対する強制隔離による戒毒治療や、地域社会でのリハビリ業務を統括しています。
荒木副代表理事による歓迎の挨拶に続き、鳥居施設長がジャパンマックの回復支援プログラム「リカバリーダイナミクス®」の模擬セッションを実施。視察団からは質問が相次ぎ、予定時間を超えて活発な意見交換の場となりました。
ジャパンマックは1978年に国内で初めて12ステッププログラムを導入して以来、一貫して依存症からの回復と自立を支援してきました。現在は東京、神奈川、福岡を拠点に障害福祉サービス事業所を運営し、依存症に悩むご本人とご家族に寄り添う活動を続けています。