私たちについて

ジャパンマックとは

私たちの思いや歴史をご紹介します。

団体概要

団体概要や会計資料などをご覧いただけます。

お知らせ

ジャパンマックの最新情報をお届けします。

依存症とは

依存症を知る

依存症についての基礎知識をご紹介します。

依存症コラム

依存症についての情報を更新しています。

発行書籍

ジャパンマックが発行する書籍などをご購入いただけます。

依存症回復支援活動

活動紹介

私たちが取り組む活動についてご紹介します。

マック通信

全国の施設での日々の様子をお届けします。

お知らせ

【利用者レポート】江ノ島夏季研修2025 ~参加者8人が語る3日間の体験~/みのわマック

7月28日から30日にかけて実施された江ノ島夏季研修について、参加した利用者の皆さんから寄せられた感想文をご紹介します。初参加の方から複数回参加の方まで、それぞれの視点で綴られた体験談です。
※本記事は「みのわマック便り」(2025年9月号)に掲載された内容を転載しています。

 今年の江ノ島夏季研修には11人の利用者が参加し、カトリック片瀬教会を拠点に3日間を過ごしました。江ノ電での移動、鎌倉・長谷寺の観光、海での時間、仲間とのバーベキューなど、一人ひとりが多彩な体験を重ねました。研修最終日には津波警報の発表により予定を変更する出来事もありましたが、全員が無事に帰路につくことができました。
 以下に掲載するのは、参加した利用者の皆さんが「みのわマック便り」に寄せてくださった感想文です。一人ひとりの回復への歩みと、仲間への感謝の気持ちが込められた記録です。

関連記事▶【みのわマック 江ノ島夏季研修レポート】片瀬教会で依存症回復を支える仲間と過ごした3日間

江ノ島夏季研修レポート

初めての江ノ電体験

Y.M
 楽しかった。江ノ電は期待していた板張りのものではなかったが乗れてよかった。おみくじを引きに行って、病気を早く治してほしい、とお祈りしたかった。主治医に禁止されていたのでできなかったが、海に泳ぎに行きたかった。帰りのモノレールは揺れたので大変だった。

2回目の参加、体調不良も乗り越えて

M.S
 片瀬江ノ島夏合宿は、今年で2回目。
7/28(月)
 初日は現地到着後、昼食をとり、海へ。やっぱり浮輪はいいね!仲間の手助けあり、ありがとう!!夕食はBBQチキンの香草焼き 牛肉の一部位(多分カルビかな?)美味しゅうございました。
7/29(火)
 朝からダウン。トイレ以外動けず。食欲もなく、朝・昼抜きでお休み!残念!!夕食はなんとか復帰して馬鈴薯カレーと生白子、茹で白子、茄子浸しは絶品でした!!仲間とシェフにありがとう!!
7/30(水)
 帰るとき津波警報となり、片瀬江ノ島→藤沢間がストップしたため、湘南江の島→大船まで湘南モノレールで移動。このルートは初めてで、前後・左右・上下の揺れがひどく、ちょっとしたスリル感があり、ぜひお試しください。あぁ〜疲れた。おしまい。

人生初の片瀬江ノ島、ハイヤーパワーに感謝

W.O
 7/28から2泊3日で片瀬江ノ島の方へ、夏季研修に行ってきました。自分にとっては人生初の片瀬江ノ島です。札幌にいた時は以前にみのわマックにいた仲間に研修の思い出話を聞いていましたが、実際に自分が行けるとは夢にも思っていませんでした。これもハイヤーパワーの力なのでしょうか。
 初日は、教会の方でゆっくりしました。夕方になりBBQが始まり、最初から食べるペースを上げず、徐々にペースを上げて食べたのでたくさん食べてとても満足しました。やはり皆でワイワイしながら食べるのはおいしいし楽しかったです。2日目は、午前中、鎌倉の方へ行きました。初めて江ノ電に乗り、テレビで見る風景にとても感動しました。電車に乗っている途中で足がつり、黙っていようと思ったのですが、目的地の駅に着いてすぐに言いました。他の仲間に心配、迷惑をかけて申し訳ないと思いました。他の仲間とは別な散策コースになり、自分と職員さん二人で長谷寺に行き、これもまたテレビで見る景色より実際に自分で見て感動して鳥肌が立ちました。帰りに神社に寄り、研修に来れた感謝のお礼を込めて祈りました。一日一日、飲まないでいたからこそ行けたと思うので、昔みたいにお酒を毎日飲んでいたらこんなに感動したり、食事がおいしく感じるなどできないと思う。なので、また、これからも今日一日を頑張りすぎず積み重ねていきたいと思います。
 最後になりましたが、今回、食事を作ってくれた仲間や案内してくれた仲間、職員に感謝します。

初めての江ノ島、感動の体験

S.A
 テレビでは何回も見ていた江ノ島に初めて行った。江ノ島には渡れなかったけど来れただけで感動しました。それから江ノ電に乗れたのも、帰りには初めて乗ったモノレールも感動しました。帰りに準備をしているときに津波を知らせるサイレンが鳴ったのも驚きました。また、来年も江ノ島に行きたいと思います。

天候に恵まれた3日間、仲間と過ごす充実の時間

K.I
 天候にも恵まれた中で新宿駅を出発。仲間と過ごす2泊3日江ノ島夏季研修スタート。暑い日差しを浴びて汗だくになりながら、教会に到着。1日目は海水浴に行かずに身の回りの準備とバーベキューの用意と食べることを目的に出発前から考えていたので実行できた。夕食はバーベキュー。肉、野菜、いか、焼きそばなどたくさん用意してあり、炭火の熱気が食欲をそそり、お腹いっぱい食べてしまった。仲間と共に食べる食事はより一層おいしく感じた。
 2日目は鎌倉と長谷寺観光(午前中)、午後から海水浴に行き日ざしを全身に浴び最高の時間を満喫した。
 3日目は帰る準備をしていたら、急に津波警報が鳴り響き、一時騒然としたが運行中止などの鉄道路線をいち早く、職員さんが対応していたので別ルートの帰路を選択し無事みのわマックに到着できた。
 いつも以上に食べ過ぎてしまったり、一年四か月のソーバーをいただき、シラフで仲間と過ごす有意義な今この時間を大切な思い出にしたい。
 食材や道具の準備・日程調整や段取り、研修に関わっていただいた関係者、先ゆく仲間、職員さん「ありがとうございました」
 江ノ島夏季研修に参加できたことに感謝です。

2回目の参加、回復への確信を深めて

T.O
 去年に引き続き、二回目の参加となりました。去年と違い、今年は施設に繋がり約一年が経過したこともあり余裕を持って参加につながったと実感しています。先行く仲間から「与えられたもの」を新しい仲間に伝えてゆくことを当初から考えていたこともあり、充実した3日間であったと思います。
個人的には体調面でも予め毎朝約30分の散歩を自発的に実行したことも好影響を与え、今までにない本来持っていた「身体の強さ」が戻りつつあることも実感いたしました。
 3日間与えていただいたプログラムを実践できたことも、今後の依存症の回復に向けて好材料につながると確信しています。
 職員さんをはじめとし、数多くの仲間の支えがあって無事研修を終えることができ、心より感謝すると共に、時期的に暑い毎日が続く中で健康管理に留意して日々一日を過ごしていきたいと思います。

「どん底の江ノ島研修」でも得たもの

K.Y
 初日は、部屋がサウナ状態で、夜寝られず。寺で引いたおみくじは凶、2日目は海で流されそうになり命の危険を感じ、肉離れを起こし、その夜は、ゴキブリと戦い、職員とも戦い、最終日は、津波警報でJRが止まりました。
 この2泊3日は「どん底の江ノ島研修」でした。
 日頃の行いが悪いからとしか言いようがないです。

2年越しの牛タンへの思い、ついに叶う

H.T
 私は、この夏の江ノ島合宿に参加するのは今年で二回目となりました。本来ならば、3回目となるはずでしたが、昨年は心臓の手術で行けなくなっていたので二年ぶりの江ノ島!! 一昨年とはメンバー(仲間)も職員の顔ぶれも変わっており、新鮮味もありなかなかの楽しい思い出を残すことができました。
 一昨年のBBQでは、自ら進んで焼き方を担当したのは良かったのですが、私の一番楽しみだった牛タンをいざ食べようとしたら既になくなっており、これはすぐに恨みのリストに載せ、次回こそは、と思っていたのですが、昨年は参加できず。あとで仲間に聞いてみたら「牛タンはなかったよ」と言われて「はぁー良かった!!」とちらっと思ってしまったのですが、平常心に戻って、仲間は残念な思いをしたんだろうと、少し反省もしました。
 今年は体調も十分とは言えなかったのですが、合宿が近づくにつれて、職員さんに心の叫びを再三伝えたところ、今年は牛タンがあり、一昨年の時より多くあるように感じました。私は今回も率先して焼き方に集中しましたが、他の仲間が「牛タン焼きますか?」と言ってきたので、すかさず「牛タンは俺が焼くからまだ置いておいて!」とストップをかけていましたね(笑)
 そしていよいよ牛タンのバットを抱え込む格好で焼いて仲間に食べてもらい、私もちゃっかりと食べることができ、至福の喜びを味わい、二年越しの牛タンに感動しましたね。後で考えてみたら、今年のメンバーは若い者が少なく、皆すぐお腹がいっぱいでもう食べられません、と言っていたのでバットの半分近くは私一人で焼いて食べた感じになってしまいましたね(笑)
 一昨年と違うのは、自分自身の携帯電話を持っていくことができたので、気に入ったスポットを写真に残せたのが私にとって良き思い出となりました。二年越しの牛タンと写真撮影が、今回一番良かったことでした。
 帰りは体調が悪く、職員さんの車で送っていただき申し訳ない気持ちと同時に、自分の精神面の弱さにも気付かされました。今回も合宿に参加できてよかったと感じ、このような合宿をプログラムに取り込んでくれる職員の方々に感謝しています。

参考文献

  • 出典:「みのわマック便り」(2025年9月号)

みのわマック とは

1978年6月、日本で初めて12ステッププログラムを使って依存症者の回復と成長をサポートするアルコール等依存症者リハビリテーションデイケア施設「三ノ輪MAC」として発足しました。設立者もアルコール依存症者の当事者であり、当事者による当事者へのサポートを大切にしています。

みのわマック・ホームページ

寄付で応援する

 経済的、物質的にも豊かな国であるはずの日本にも、依存症に苦しみ、人生も家庭をもだいなしにしてしまっている人がまだ多くいます。依存症への正しい知識と対処方法を広めることで、 依存症により人生を失う人をゼロにする、という私たちジャパンマックの活動を、どうか応援してください。
個人として応援する
法人として応援する