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【回復のメッセージ】逮捕や受刑を経て見えた、「ありのままを受け入れる」 北九州マックでの回復

逮捕や受刑を経験し、すべてを失った先に見えたのは「ありのままの自分を受け入れる」という回復の始まりでした。北九州マックで仲間とつながり、少しずつ自己受容を学んでいった体験を紹介します。
※本記事は「北九州マック便り」(第51号)に掲載された内容を転載しています。

T・A

回復とは何か、自分を受け入れるとは

 回復ってなんでしょう? ありのままの自分を受け入れるって、どういうこと? 生きづらいです、分かるのはそれだけ。逮捕や受刑経験は、私の何を変えたのだろう?きっと何もかも全てを失うまで考えることも手放して生きていた。子どものままの思考と行動で人生を歩むための補強作業しただけだったのか、内省が社会復帰の結果に結びつかない。AA、GA、NA、KA、SCAさまざまなアディクションの仲間の分かち合いを聞いても、驚きを感じ無い、それ以上の過ちを自分でも経験していたし、周りにはそれ以上の経験をしている知り合いがたくさんいました。

 しかし、やり直そうと底つきからステップに取り組むと、もっと生きづらかった。心の開き方が分からない。それが理由だった、DARC入所経験からステップと言う言葉は知っていた。道具として使うその意味が分からない? 学んでみよう、飲まない、使わない、生きづらさの理由、生き方の分からない自分を知ること、それが始まりだった気がします。

 地域活動支援センター(略称・地活)に通い続けることが、私にできるただ唯一のスキルでした。認める、委ねる、信じる、これだけのことが身につかない、頭が嫌がる! それで分かった! 自己中や! 周りの人に矢印を向け続けることで、生きていたから苦痛なんだ。仲間の回復したい気持ちと言葉が、少しずつ私の中で何かを変えた、生き方を変えることを始めると言葉の意味も180°変わる、目からうろこだった。

感謝とこれから

 他人の言葉を受け入れる共感性が身に付いたことで、良い人間関係の中での共同体思考が、少しずつ自己受容できるようになってくると、生き方が見えてくる。まだまだ生きやすいとまではいきませんって、ようやく回復の入り口に、1年がかりで立っただけ! それだけでも、今に感謝できる、マックと自助会で学び生きる、つながって良かった。

 感謝!


北九州マックについて

 マックの名前は1978年に東京・山谷地区に開設された三ノ輪マック(現・みのわマック)に由来します。当時、回復の見込みがないとされたアルコール依存症から多くの人々が解放され、家族や医療関係者から賞賛の声が上がりました。その実績と多くの理解者に支えられ、マックの運動は全国に広がり、現在は関東や九州を中心に活動しています。

 北九州では、北九州マック開設準備会を中心とする多くの理解者の支援を受け、2012年6月に北九州マック(地域活動支援センター)が開設されました。その後、14年4月にクロップハウス(共同生活援助)、24年1月に北九州マックネクスト(自立訓練〈生活訓練〉)の事業所が開設されました。

https://japanmac.or.jp/kitakyushumac/