みのわマックに新たに職員が加わりました。加藤氏は2年前、アルコール依存症の利用者として当施設で回復を経験しました。依存症からの回復を自ら体験した当事者が、今度は支援する側に立ちます。
依存症回復施設において、当事者性を持つスタッフの存在は大きな意味を持ちます。実際に回復していく人の姿に出会うことで、利用者は自分の具体的な目標をイメージしやすくなるからです。みのわマックでは、回復した当事者が職員として働くことで、利用者に回復の可能性を示してきました。このたび、その仲間に新たに加藤氏が加わりました。
加藤氏は次のように語ります。
この度、みのわマックに入職しました加藤です。アルコール依存症当事者です。
私自身、2年前にお酒の問題等が自分では手に負えなくなり、みのわマックを利用させていただきました。お酒をやめて生きていく意思もないほど落ち込んでいました。初日から『仲間』のいるグループホームでの生活が始まり毎日通所していく内に自然とお酒の囚われや無駄な恐れなどが小さくなっていき、過去の反省や今後の人生について考えることができるようになりました。それはマック、自助グループの仲間や職員さんの励ましや支えあってこそと今では痛感しています。
今はまだできることは少ないですが、私のマックでの経験をこれから新しくマックへ繋がる1人でも多くの仲間に伝えられていけたらいいなと思います。みなさま、よろしくお願いします。(※1)
依存症からの回復には、孤立からの脱却が不可欠です。加藤氏が語る「仲間」の存在は、みのわマックのプログラムにおいて重要な要素の一つとなっています。加藤氏の今後の活躍に期待します。
※1:「みのわマック便り」(2025年10月号), p.5
経済的、物質的にも豊かな国であるはずの日本にも、依存症に苦しみ、人生や家庭をだいなしにしてしまっている人がまだ多くいます。正しい知識と対処方法を広めることで、依存症により人生を失う人をゼロにするという私たちジャパンマックの活動を、どうか応援してください。
1978年6月、日本で初めて12ステッププログラムを使って依存症者の回復と成長をサポートするアルコール等依存症者リハビリテーションデイケア施設「三ノ輪MAC」として発足しました。設立者もアルコール依存症者の当事者であり、当事者による当事者へのサポートを大切にしています。