前回は、「みのわマックだより」の創刊号から第3号までをご紹介しました。今回は、続く第4号から第7号までを読み返してみます。
この時期の紙面には、みのわマックの運営を支える人たちの思い、仲間が自分の経験を語る文章、そして回復について考える記事が掲載されています。
創刊号から第2号にかけて語られていた「みのわマックとは何なのか」という問いが、さらに具体的な人々の経験や日々の活動の中で表現されていきます。

第4号――みのわマックを支える三つの輪
第4号の冒頭を飾るのは、「みのわマックの三つの輪(和)」という記事です。
ここでは、みのわマックを支えるつながりとして、アルコール依存症に苦しむ本人たちの輪、みのわマックを利用した人たちの輪、そして関係者の輪が挙げられています。
利用者本人だけでなく、卒業した仲間や、運営委員会、みのわマックを支える会、関係者など、さまざまな人たちのつながりがあってこそ、みのわマックの活動が成り立つ。そうした考えが語られています。
また、利用を終えた仲間たちの協力や、アルコール依存症に関係する人たちへの紹介を呼びかけているところからも、施設の中だけで活動を完結させるのではなく、人と人とのつながりを広げていこうとしていたことが分かります。
この号には、ジャン・ミニー神父を司会に迎えた「マック・ステップセミナー」の記録も掲載されています。第1ステップについて、回復した仲間自身の経験を交えながら語られています。

第5号――「山小屋の灯」
第5号で印象に残るのは、「山小屋の灯」という記事です。
みのわマックの15周年を振り返りながら、かつて関わった仲間たちが、みのわマックをどのような場所として受け止めていたのかが語られています。
そこに描かれているのは、決して華やかな施設の姿ではありません。苦しみの中にいた人たちが仲間と出会い、支えられながら、自分の生き方を変えていく。その過程で、みのわマックが一つの「灯」のような存在になっていたことが伝わってきます。 また、この号にもマック・ステップセミナーの記録が掲載され、第2ステップについて語られています。自分一人の考えにとらわれていた人が、仲間の話を聞き、少しずつ別の見方を受け入れていく。そうした経験が紹介されています。
(続く)




