ジャパンマック福岡 利用者の声|ギャンブル依存症
あのころの最高の瞬間であっても、いまの最悪の瞬間とさえ引き換えようとは思わない。
これはビックブックに書かれている一文ですが、私が最も印象に残っている文章の一つです。私がジャパンマックに繋がった頃、この文章を見たときには「“最高”の状況であれば、戻りたくないとはまでは思えないのでは」と半信半疑でした。なぜなら自分の問題があまりわかっていなかったからです。当然のことだと思いますが。
ところで、ステップ1は2つに分けられると聞いたことがあります。前半部分の「アルコールに対して無力であり」と「思い通りに生きていけなくなっていたこと」。これら2つを「認めた」ことでステップ1となるのですが、私は前半部分のみ認めていたようで、0.5ステップのままその後のステップに進んだように今は思えます。ある程度ステップが進んだところでギャンブルを辞められている自分は優等生だと心のどこかで感じていました。そして埋め合わせの段階に入った時、某スタッフに「表情が硬いね、ステップ6、7やっているか?」と聞かれたことがあります。

ステップ6、7アディクション以外に対して無力を感じる部分、とも聞いたことがあります。思い通りに生きていけなくなっていたことを心の底から認めることが出来たとき、自分の弱さを認め(弱くてもいいんだと受け入れ)、初めて表情が柔らかくなるのかなと思います。
つい他人や自分を取り巻く環境に対し不満や恐れを感じることがありますが、「思い通りに生きていけなくなっていた」ことを思い出し、スポンサーや仲間に分かち合い、基礎部分を確認するようにしています。
「回復の土台」という表現をみることがあります。土台がない状態ではいくら頑張っても不安がベースにある為、残念ながらうまくいきません。そんな経験をして今に至ります。回復は長い道のりですが、落ち着きと平安という言葉がぴったりだと思います。



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