依存症は、一人きりで回復を続けることが難しいため「孤立の病」と言われます。 ジャパンマックは、依存症に苦しむ人が孤立から抜け出し、「私」が「私たち」という仲間の輪につながることで、回復を継続できるよう日々の活動を支えています。
依存症は、飲酒や薬物、ギャンブルなどの行動を、本人の意志だけではコントロールできなくなる病気です。厚生労働省が示すガイドラインでも、進行すると生活や身体機能に深刻な影響が及ぶことが示されています。
しかし、依存症は回復が可能です。適切な治療と生活支援、そして回復を続けるための環境があれば、回復の過程に踏み出すことができます。
依存症は「意志が弱いから」といった精神論の問題ではありません。むしろ「孤立」が再発の大きな要因となりやすい病気です。
回復の過程では、日々の生活訓練や個別支援など、継続的な支えが重要になります。医療機関での治療だけで完結するものではなく、地域社会での継続的な支援が不可欠です。
依存症からの回復では、AA(アルコホーリクス・アノニマス/断酒を目指す自助グループ)などで「仲間とともに取り組む」姿勢が重視されます。
ジャパンマックの原点である「みのわマック」も、回復した仲間が苦しんでいる仲間の手助けをするピアカウンセリングや、共同生活といった実践から始まりました。依存症回復支援の始まりを記した『ジャン・ミニーの12ステップ』でも、「私たちにはこういうプログラムが必要だった」と語られています。回復は「私」一人の力で成し遂げるものではなく、「私たち」という輪の中で進んでいくものです。
ジャパンマックは、日々のミーティング(分かち合い)や生活訓練、相談支援、共同生活の運営などを通じて、仲間同士の支え合いを基盤とした回復支援を行っています。
再飲酒や再使用などの「スリップ」があっても、見放されることなく、再び「私たち」の輪につながれる環境がここにあります。この回復の過程を継続的に支えるためには、安全な場所、専門性を持った人材、そして安定した生活基盤が必要です。
依存症支援は専門性が高く、相談、生活支援、自助グループへの橋渡しなど、きめ細かな対応が求められます。継続的な運営には民間の力が欠かせません。
特に、まだ支援につながりにくい人や、ご家族が孤立している場合など、公的支援の枠組みだけでは届きにくい領域において、民間の取り組みが重要な役割を果たします。
皆さまからのご寄付は、日々の生活支援、相談対応、共同生活の場の運営、プログラムの継続に直接使われます。
それは、回復を志す人が孤立しないための環境そのものを支える力になります。回復とは、この「安全な一日」を一日一日、積み重ねていく作業です。ご支援は、誰かにとっての「今日を安全に過ごす」「回復の輪につながり続ける」ための具体的な行動です。
依存症の問題は誰にでも起こり得る身近な課題です。
あなたのご支援は、回復を目指す仲間が孤立しないための具体的な助けになります。ジャパンマックの継続した活動のため、温かいご支援をお願いいたします。
※この記事は、以下の資料に基づき作成しました。
・特定非営利活動法人ジャパンマック「ジャパンマックパンフレット2023」
・特定非営利活動法人ジャパンマック「ジャンミニーの12ステップ(新装版)』
・厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」