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バーブさんから受け継ぐもの|板倉康広氏が語る協働30年(みのわマック便り)

アディクション問題専門の家族相談室「ドラセナ」を主宰する板倉康広様よりご寄稿をいただきました。過去にジャパンマックのスタッフとしてご尽力され、みのわマックとも長く関わってこられた板倉様に、マックとの歩みについて執筆いただきました。
※本記事は「みのわマック便り」(2025年11月号)に掲載された内容を転載しています。

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マックとの協働によせて

 2019年に家族相談室ドラセナ(https://itakura-consultation-room.jimdofree.com/)を立ち上げました。この相談室は、ジャパンマックで行っていた依存症家族のための家族教室を引き継ぐ形で産声をあげました。私にとって家族相談室ドラセナはマックとの協働の継承の1つです。現在も場所を変えながら細々と運営をしていますが、立ち上げ当初から変わらない風景が1つあります。それは1枚の写真です。

 その写真に写っているのは故・山本普一さん。バーブさんと申し上げた方がこの文章を読まれる方たちにとってはなじみがあるかもしれません。私は折に触れてバーブさんに問いかけます。私はあなたに恥じることの
ない仕事ができているか、と。

20歳の実習

 私とバーブさんの出会いは20歳の時。もう30年以上前の話になりました。

 当時、社会福祉士を目指す学生として実習の一場面でみのわマックを訪れました。その時に施設長をしておられたのがバーブさんでした。「ようこそ!」と言って何も知らない学生の私に両手で握手してくださった、あの手のぬくもりが今も忘れられません。バーブさんの壮絶な体験談を伺い、ミーティングに参加させていただいた帰り道、自分はこの領域のソーシャルワーカーとして生きていこうと決めました。卒業後は群馬県の依存症専門病院である赤城高原ホスピタルに就職しました。距離もあったので、マックとの関係は正直なところあまり濃いものではありませんでした。それでもマックが行う調査研究事業などに参加させていただいていました。そこにはいつもバーブさんが居ました。

 私がマックについて思ったり考えたりする時にはいつもバーブさんが頭をよぎります。

 私の知る限り、バーブさんは支援者との関係づくりがとても上手な方でした。仕切るのでもへりくだるのでもなく、支援者に意見を求めるところは求めて、それでいて「俺たちアル中はさ」とちゃんと当事者の立場のことも主張して教えてくれる。支援者たちもまたそれを承知していて、自分たちの立ち位置から意見は述べるけれど「当事者からしたらどう思うか?」とバーブさんに意見を求める。そんな対等な関係がまぶしく見えました。かつてバーブさんが見せてくれたものは、当事者と専門職の対等な協働でした。

「仲間なんだから」

 機会を頂いて、幸いにも私は川崎マックの施設長やジャパンマックの事務局長などを経験させていただくことができました。いろんなことがあったけれども、その時間は本当に貴重なものでした。

 川崎マックがジャパンマックに法人合併され、ジャパンマック事務局に入った時、バーブさんが待っていてくれました。そして一言「板倉さんはもう仲間なんだから」と言ってくださった。これが本当にうれしかった。バーブさんや先輩方がやってきたことを、自分も引き継いでいくという希望と重責感。それは今でも意識されています。

 しかしバーブさんは旅立ってしまいました。ご厚意により当時みのわマック施設長だった伊藤さんと二人で、バーブさんのお葬式に参列しました。家族に囲まれたとても暖かいお葬式でした。みのわマック40周年の映像で「幸せだよなぁ」と笑うバーブさんが重なります。これが回復なんだと思いました。

渡されたバトン

 今でもバーブさんは家族相談室ドラセナで見守ってくれています。おそらくいろいろな場所でたくさんの人を見守ってくれていることでしょう。僕は日々の取り組みを、バーブさんに支えられながら取り組んでいる、そう思っています。

 私たちは何らかの形でマックにつながっています。それゆえに、ミニー神父やバーブさんたちから渡されたバトンが、私たちの手の中にあります。私たちは彼らに恥じることのない仕事ができているでしょうか。まだまだバーブさんに問いかける日々が続きそうです。

みのわマック とは

1978年6月、日本で初めて12ステッププログラムを使って依存症者の回復と成長をサポートするアルコール等依存症者リハビリテーションデイケア施設「三ノ輪MAC」として発足しました。設立者もアルコール依存症者の当事者であり、当事者による当事者へのサポートを大切にしています。

みのわマック・ホームページ

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