みのわマックは8月19日、東京都北区の滝野川西ふれあい館で『MACのレガシー』を開催し、100人を超える参加がありました。「MACのレガシー」は、ジャン・ミニー神父と、みのわマック初代施設長の山本晋一さん(バーブさん)を偲ぶ集まりから発展した会です。今年はワン・ステップ元施設長の浅賀佐太郎さんを講師に迎え、二人から受け継がれてきた言葉や実践をたどりました。

「受け継がれてきたもの 受け継いでいくもの」をテーマに開かれた今回の「MACのレガシー」。浅賀さんは、山本さんとの思い出や、当時伝えられた言葉を紹介しました。
「正直になる」ためのプログラム
浅賀さんは、当時の山本さんについて「こわかった」と感じていた一方で、「見透かされているようにも感じた」と振り返りました。
マックのプログラムには、自分をごまかさず、正直になるための仕組みがあったといいます。浅賀さん自身も、そうしたプログラムによって支えられたと語りました。
山本さんから伝えられた言葉の一つが、「マックの役割はAAメンバーを育てること」でした。
AAのハンドブックについては「ミーティングに行くためのパスポート」と表現していたといいます。
「ステップは後からついてくる」
山本さんから伝えられた言葉の一つに、「ステップは後からついてくる」「やる人にはついてくる」があります。浅賀さんは、こうした言葉とともに、「時代は変わっても病気は変わらないんだ」という言葉も紹介しました。
今回のテーマである「受け継がれてきたもの 受け継いでいくもの」とも重なる内容です。
厳しさの中にあった温かさ
山本さんの人柄について、浅賀さんは「すごくあったかい人。愛があった」と振り返ります。「酷い仲間ほど見捨てなかった」という言葉からも、その姿勢がうかがえます。

出席者からは、ジャン・ミニー神父についての話もありました。「言葉でなく行動だった」「マックで生きてこられた姿を見せてくれた」と振り返り、12ステップを自らの生き方によって示していたと語ります。
みのわマックの歩みの中で受け継がれてきたものは、言葉や知識だけではありません。今回の「MACのレガシー」は、仲間との関わりや日々の実践を通じて伝えられてきたものを振り返る機会となりました。
1978年6月、日本で初めて12ステッププログラムを使って依存症者の回復と成長をサポートするアルコール等依存症者リハビリテーションデイケア施設「三ノ輪MAC」として発足しました。設立者もアルコール依存症者の当事者であり、当事者による当事者へのサポートを大切にしています。