『みのわマック便り』2026年1月号に寄せられた複数の声から、退院直後の生活の立て直し、自助グループへの参加、再使用(スリップ)後の相談、生活再建への焦りといった共通点を整理し、回復の現場の一端を紹介します。
施設の広報誌「みのわマック便り」には、施設での日々を利用者自身の言葉で綴った短い文章が並びます。支援の説明だけでは伝わりにくい生活の実感が、言葉からうかがえるのが特徴です。今回は複数の声に共通するポイントを整理し、2026年1月号に寄せられた文章から、回復の現場の一端を紹介します。
退院した当日に施設につながり、午後にはミーティングに参加したという声がありました。入所から数カ月が経ち、ようやく生活に慣れてきたと振り返っています。
また、後輩ができたことにも触れています。来年に向けては、読み書きの習慣を身につけたい、健康に過ごしたいといった生活の目標も述べられていました。
入所当初は先行きが不安だったが、次第に生活に慣れて不安が和らいだという声がありました。一方で、将来への不安が完全になくなるわけではない、とも書かれています。
その中で、自助グループへの参加を継続できたことを良かったと振り返る記述がありました。施設内のミーティングに加えて、自助グループでの学びや仲間とのつながりを大事にしたいという目標も示されています。また、文献(ビッグブック、12&12)を読み進めて理解を深めたいという記述もありました。家族に安心してもらえる状態を目指したい、という記述もありました。

回復の過程で再使用(スリップ)が起きたことを振り返り、ストレスを抱え込みやすかった点を課題として挙げる声がありました。来年に向けては、ひとりで抱え込まず、誰かに相談したり状況を共有したりすることを意識したいとしています。
また、わかち合いが苦手で思いを言葉にしづらい、と記された自覚も印象的です。その利用者は、言葉にすることを課題として挙げ、来年は抱え込まずに相談したい、と述べていました。
生活再建に関わる課題として、返済を早く進めたい、できれば早く退所(卒業)したいという率直な声もありました。生活再建は重要なテーマである一方で、焦りが前面に出る時期があることも、便りの言葉に表れていました。
複数の声には、慣れるまでに必要な時間、仲間とのつながり、自助グループへの参加、再使用(スリップ)の後の相談、将来不安との付き合い方などが具体的に書かれていました。便りに載る短い文章は、施設での生活の中で何が課題になりやすいか、何が支えになりやすいかを考える手がかりになります。
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