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当事者から支援者へ――RDデイケアセンター、スタッフが自らの体験を紹介

ジャパンマックのRDデイケアセンターでは、スタッフ自らの依存症体験を紹介するページを公開しています。苦しみや葛藤を赤裸々に綴るその言葉は、依存症が病気であり、誰でも回復できるという事実を伝えます。

 RDデイケアセンターでは、ホームページ上に各スタッフの自己紹介と体験談を掲載しています。依存症の回復施設のスタッフが自らの歩みを言葉にする試みは、支援を受ける人々だけでなく、広く社会に依存症回復の可能性を伝える取り組みです。

RDデイケアセンター、各スタッフの紹介

 掲載されている文章は単なるプロフィールを超えて、一人ひとりの人生に根ざした回復のストーリーになっています。その一例として、施設長T・Kさんの体験談を紹介します。

体験談から見える「回復の力」

 T・Kさんは、幼いころから父の飲酒問題に悩まされ、自身も早くからアルコールに親しみました。福祉の現場で働きながら飲酒が増え、職場を転々とする日々。やがて「自分は依存症ではない」と否認しつつも、体調を崩し、父親をアルコール関連の病気で亡くしたことをきっかけに、深い自己嫌悪と絶望に陥っていきます。

 その後、回復者の勧めでAAに足を運ぶようになります。初めは強く否定していた自分が、仲間との出会いを通して少しずつ心を開き、「飲まないで生きる」というシンプルな一歩を選び直していく過程が率直に語られています。

 文章を読むと、依存症の苦しみが単なる医学的な診断名ではなく、生き方や人間関係と密接に結びついていることが伝わってきます。同時に、「問題が解決しなくても、飲まずに生きれば必ず道が開ける」というメッセージが、読者にも力を与えます。

広がる社会的メッセージ

 RDデイケアセンターのスタッフ紹介ページは、こうした体験をオープンに共有することで「依存症は病気であり、回復は可能である」という社会的なメッセージを発信しています。当事者であり支援者でもあるスタッフの言葉は、利用者やその家族だけでなく、依存症への理解を深めたいと考える市民にとっても大きな示唆となるでしょう。


RDデイケアセンターとは

 依存症から回復するためのリカバリーダイナミクス®(RD)を実践するデイケア(通所)施設。ジャパンマック・グループの一員です。

 援助スタッフもアルコール、薬物、ギャンブル等の依存症を経験し、回復を続けている当事者です。その強みと言える「仲間に寄り添った支援」で私たちのミッションに取り組んでいます。