さまざまな依存症からの回復と成長を目指す女性をサポートする「サポートセンターオ’ハナ」の「アロマプログラム」で、冬にぴったりの「新ショウガでジンジャーシロップ作り」が行われました。体も心も温まる、手作りジンジャーシロップのレシピをご紹介します。
(トップ画像は「新ショウガでジンジャーシロップ作り」の様子)
アロマプログラムは、依存物に頼らないリラックス法を学び、自分の心身の状態に関心を向けてケアを大切にすること、さらに嗅覚や触覚を通じて感性を豊かにすることを目的としています。
今回の「新ショウガでジンジャーシロップ作り」では、食への関心を高めることや、達成感と食べる楽しみを味わうこと、そして参加者同士のコミュニケーションを深めることも目指しています。
新ショウガに含まれる「ジンゲロール」や「ショウガオール」には、血流促進や体を温める効果があります。また「ジンゲロン」には殺菌効果のほか、健胃作用や脂肪分解増強作用なども期待できます。参加者たちは、ショウガについて学びながら楽しく取り組みました。
自宅でも簡単に作れるので、ぜひお試しください!
新ショウガ(360g)
きび砂糖(360g)
水(180g)
レモン(1個)
シナモンスティック(1本)
※スパイスはお好みで(シナモン、クローブ、鷹の爪など)
① 新ショウガをポキポキ折り、黒くなっているところをよく洗います。綺麗にならないところはスプーンを使うときれいに取れます。白くなればOKです。薄くスライスします。繊維は気にしなくて大丈夫です。
▲新ショウガ
② 新ショウガと砂糖をボウルに入れます。しっかりなじませてから、30分放置します。砂糖の浸透圧で水分が出てきます。
③ 鍋に移し、水(ショウガの半量)を加え、弱火で30分煮詰めます。シナモンスティックを入れる場合は、この時に入れます。お好みでクローブ、鷹の爪、ペッパーを入れてもOKです。レモンをスライスし、種は取り除いておきます。
④ レモンを入れて沸騰したら1分ほど弱火で煮込みます。粗熱が取れるまで常温で置いておきます。レモンとシナモンスティックを保存容器に入れ、ショウガは別の容器に入れます。シロップはレモンの入った容器へ注ぎます。
▲レモン、シナモンスティックを容器に入れ、生姜は別容器に入れます
⑤ 出来上がり!炭酸、ミルク、お湯で割るとおいしいです。とくに冬はお湯で割ったり、ホットミルクを入れると体が温まります。
▲出来上がり
参加者からは「シンプルなノーマルバージョンと、シナモン風味の大人味バージョンも美味でした」との声が聞かれました。シナモンスティックのいい香りが部屋中に漂う、素敵なリラックスタイムでした。この冬はぜひ、ジンジャーシロップを手作りして、温かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか!
サポートセンターオ’ハナは東京都北区にある多機能型施設で、生活訓練施設の「オ’ハナ」や、就労継続支援B型事業所の「ワークプレイス アミカ」があります。
生活訓練施設の「オ’ハナ」は依存症回復プログラムを提供する女性専用の施設です。依存症から回復したスタッフ、そして専門家が一人一人のニーズに応じて柔軟な支援を行っています。12ステップを基にしたプログラムを通じて「やめ続ける」を実現。女性だけのリラックスできる環境で、安心して自分と向き合いながら新しい生き方を学んでいます。
また、「アミカ」は依存症や精神障害を抱える方々を支援する、男性・女性のための就労継続支援B型事業所です。雑貨やちぎり絵の制作・販売、軽作業、レクリエーションを通じて、利用者が安心して回復し、社会に参加できるようサポートしています。(2025年版ちぎり絵カレンダーも販売中です!)
女性のための依存症回復施設「オ’ハナ」
https://japanmac.or.jp/ohana/index.html
男性・女性のための就労継続支援B型事業所「ワークプレイスアミカ」
https://japanmac.or.jp/ohana/amica.html