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【ギャンブル依存症からの回復体験談】大学退学からマックでの新しい一歩/ジャパンマック福岡

【お知らせ】11月23日 ギャンブル等依存症セミナー開催/ジャパンマック福岡・PORT事業所

大学時代に始めたギャンブルは、あっという間に生活を壊しました。借金、退学、警察沙汰。どん底で父に連れられて訪れたマックで、同じ苦しみを知る仲間と出会い、回復への道が開けました。今は支援する側として歩んでいます。
※本記事は「ジャパンマック福岡便り」(2025年8月号)に掲載された内容を転載しています。

3年前の気づき

 自分がギャンブル依存症と知ったのは、3年前でした。当時は大学生で、ギャンブルを始めたのも大学に入ってすぐでした。幼少期からゲームが大好きで、ゲームセンターのコインゲームに夢中になることも多かったです。性格的にもかなりの負けず嫌いで、どんなことでも勝つまで気が済みませんでした。そんな自分がギャンブルをすればどうなるのかを、当時母親は気づいていたのかもしれません。

母の忠告を無視

 スロットや競艇をしていましたが、スロットのメダルを持ち帰ったときに母親に見つかり、「あんたはハマりやすいから気をつけなさい」と言われました。しかし全く聞く耳を持たず、自分のすることを否定されたと感じていました。自分のことを一番分かっていなかったのは、自分自身でした。

借金と退学処分

 その結果、ギャンブルを始めてから依存するまでに時間はかからず、20歳になるころには消費者金融から借金を重ね、家庭内窃盗や闇金業者との関わり、大学のサークル棟での窃盗などを経て退学処分となりました。警察のお世話にもなり、「これ以上は迷惑を掛けられない」「ギャンブルはやめたい」と感じることも増えましたが、何かと理由を付けては隠れてギャンブルをし、発覚しては尻拭いを繰り返していました。

父に連れられてマックへ

 そんな時、父親がマックを見つけて自分を連れてきてくれたおかげで、今の自分があります。ただ、病気であることや施設に入ることをすんなり受け入れられたわけではありませんでした。マックでの生活は正直、嫌なことも多く、受け入れられないこともありました。そんな感情が出ながらも仲間との関わりを続けるうちに、自分の生きづらさに共感してもらえる安心感や、依存症から回復していく姿を見せてもらうことで、絶望の中にも少しずつ希望が見えるようになりました。

支援する側として

 今は支援する側になりましたが、これまでやってきたことと変わらないと思っています。仲間の中で共に回復していければと感じています。

(ジャパンマック福岡/本田 竜大)

参考文献

  • 出典:「ジャパンマック福岡便り」(2025年8月号)

ジャパンマック福岡

 ジャパンマック福岡は、依存症からの回復と成長を目指す方々を支援する施設です。

 近年ではアルコールやギャンブルに限らず、薬物、摂食障害、買い物依存、ネットゲームやスマホ依存、性依存、アダルトチルドレン(AC)など、多様な依存の問題が広がっています。対象は女性や若年層、高齢者にまで及び、一人ひとりの状況に応じた支援が求められています。 依存症は「病気」であり、早期発見と早期対応が回復への近道です。ジャパンマック福岡のプログラムは、正しい知識を学び、適切な回復の方法を実践することで、多くの成果を上げてきました。
https://japanmac.or.jp/jmacfukuoka/

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