2024年11月2日、元TOKIOの山口達也さんが一般企業に勤める女性と再婚したことを自身の公式サイトで発表しました。依存症と向き合いながら新たな人生の一歩を踏み出した山口さんに、同じ道を歩む多くの人々からも励ましの声が寄せられています。
山口さんは再婚発表のコメントで、「社会の一員として生きる」という目標を達成できた喜びと、日々の感謝を表し、次のように述べています。
「芸能界を去って6年半、社会に戻って2年が経とうとしています。今こうして穏やかに生きていられることをとても有難く思っています。(中略)アルコール依存症と一生向き合いながら、これからも全てのことに感謝し『今日一日』を生きて参ります。時間は有限です。残された時間、いつ終わるかわからない人生、悔いることのないよう、命がけで生きてゆくつもりです」(公式サイトより)
依存症回復支援団体「ジャパンマック」の代表である岡田昌之は、山口さんのこの決意に対して次のように語っています。
「山口さんが回復者として実名でメッセージを送り続けていることは、依存症に向き合う方々や支援者にとっても大きな希望です。アルコール依存症という病気を抱えながらも、元芸能人として注目される立場で自分の人生と向き合い、その中で伴侶となる方と出会えたことは、当事者にとっても希望となる、とてもうれしいできごとです」
依存症と向き合いながら日々を大切に生きる山口さんの姿は、同じ道を歩む方々にとって希望の一つと言えるでしょう。
経済的、物質的にも豊かな国であるはずの日本にも、依存症に苦しみ、人生も家庭をもだいなしにしてしまっている人がまだ多くいます。依存症への正しい知識と対処方法を広めることで、 依存症により人生を失う人をゼロにする、という私たちジャパンマックの活動を、どうか応援してください。