2024年11月2日、元TOKIOの山口達也さんが一般企業に勤める女性と再婚したことを自身の公式サイトで発表しました。依存症と向き合いながら新たな人生の一歩を踏み出した山口さんに、同じ道を歩む多くの人々からも励ましの声が寄せられています。
※トップ画像は就労継続支援B型事業所「ワークプレイス アミカ」の利用者さんが作った「やる気の鍵」です。
▶男性・女性のための就労継続支援B型事業所「ワークプレイスアミカ」
山口さんは再婚発表のコメントで、「社会の一員として生きる」という目標を達成できた喜びと、日々の感謝を表し、次のように述べています。
「芸能界を去って6年半、社会に戻って2年が経とうとしています。今こうして穏やかに生きていられることをとても有難く思っています。(中略)アルコール依存症と一生向き合いながら、これからも全てのことに感謝し『今日一日』を生きて参ります。時間は有限です。残された時間、いつ終わるかわからない人生、悔いることのないよう、命がけで生きてゆくつもりです」(公式サイトより)
依存症回復支援団体「ジャパンマック」の代表である岡田昌之は、山口さんのこの決意に対して次のように語っています。
「山口さんが回復者として実名でメッセージを送り続けていることは、依存症に向き合う方々や支援者にとっても大きな希望です。アルコール依存症という病気を抱えながらも、元芸能人として注目される立場で自分の人生と向き合い、その中で伴侶となる方と出会えたことは、当事者にとっても希望となる、とてもうれしいできごとです」
依存症と向き合いながら日々を大切に生きる山口さんの姿は、同じ道を歩む方々にとって希望の一つと言えるでしょう。
アルコール依存症は、飲酒のコントロールを失い、自分の意思とは関係なく依存が形成される病気です。これは習慣的な飲酒が原因で、誰にでもリスクがあります。 1978年に設立されたジャパンマックは、日本で初めて12ステッププログラムを導入した依存症支援施設であり、依存症に苦しむ多くの人々の回復をサポートしています。当団体は、長年の経験をもとに依存しない生活を送れるよう支援し、社会復帰を目指すためのプログラムを提供しています。
▲写真はイメージ(みのわマックの活動風景)
依存症に関するご相談は、ジャパンマックのウェブサイトの問い合わせフォームやお電話にて承っております。依存症でお悩みの方やご家族の方は、どうぞお気軽にご連絡ください。