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性依存からの再生と新たな出発

私は十二歳の頃からアディクションが始まり、二度の矯正施設での生活を経て、ジャパンマック福岡に、お世話になる事にしました。アディクションを繰り返した結果、ジャパンマック福岡しか帰る場所がありませんでした。

私のアディクションは性依存の問題で犯罪行為なので絶対に許されることではありません。被害者を自分の手で数えきれないほど作り、その人の人生や生活を狂わせてきたことは償いきれない大きな事だと捉えているので、マックで人生をやり直したい強い思いで繋がりました。マックに繋がって、現在九カ月が過ぎ、不安だった生活にも慣れています。しかし、その一方で自分の問題点が、だんだんと見えてくるようになりました。ステップ的には1~3で、まだまだスタートしたばかりですが、自分のアディクションに対して、今までにないほど、向き合うことが出来ていると思います。自分の問題の―つとして挙げられるのは、他者との距離です。今までは、初対面であったとしても、過度に縮めたりしたことが、何度もありました。アディクション当時の自分は、女性との距離感だけでしたがマックに繋がっている今、男性との距離感もすごく近いことが、問題として浮き彫りになりました。特に、父親と年齢が近い利用者さんとは近づきすぎてしまうことがあります。周りには「父親の温かみを全く知らないから仕方がないんじゃないか」と、言い訳をして正当化する自分もいますが、同性でも異性でも距離感を考えたり、学んだりするのも、マックで訓練していることだと頭では分かっていますが、なかなか実行に移せないことは今後の課題になると思います。

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マックに繋がったのと同時にSCAの自助グループにも繋がりました。性の問題は、どこでも話せることではありませんでしたし、話す相手も、かなり限定されます。SCAグループは、自分のアディクションの話や感情のブレ等、かなり正直に話すことが出来ています。マックでもSCAでも、自分よりも年上の仲間ですが、決して話しにくい雰囲気ではなく、話したいことを話すことが出来ています。自分はこれまで四度のスリップを経験しました。我慢をしていただけで、心の奥底では、やめたいと本気で思っていない、自分は少なからずいました。しかし、本気で回復に取り組まなくてはならない、と思う自分もいました。それが、現在の自分の立ち位置である、と自分では良いきっかけとなりました。

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現状には、決して満足していません。自分の変化は自分でしか切り開くことが出来ません。マックやSCAに繋がっている間は、何度転んでも、やり直せばいいと思っています。社会復帰をする前に、たくさん失敗して沢山学んでいきたいです。「自分にも回復は出来る」ってことを信じてやっていきたいです。

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