2025年2月2日に開催された山口達也さんの特別講演会「依存症と共に生きる」について、ジャパンマック 岡田昌之代表の所感をご紹介いたします。
(写真:講演の様子)
2025年2月2日、福岡県久留米市の久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて特別講演会「依存症と共に生きる」(主催:聖ルチア病院、後援:ジャパンマック福岡 ほか)が開催され、山口達也さんが講師として登壇しました。
山口さんは、2020年に依存症で行き詰まり、専門病院での治療を経て自助グループにつながり、現在も回復のプロセスを続けていることを語りました。多くの来場者が熱心に耳を傾ける中、自身の経験を交えながら講演が行われました。
なお、山口さんは現在、ASK認定の飲酒運転防止インストラクターおよび依存症予防教育アドバイザー、JADP認定メンタル心理カウンセラーとして活動しています。
「2020年に依存症で底付きし、専門病院に入院された山口達也さんの講演を聞きました。その後、自助グループにつながり分かち合いと回復プログラムを実践し、現在も回復中であることを語られました。アメリカでは依存症になった芸能人や政治家が、AAなどの自助グループにつながり回復していることをカミングアウトするケースを耳にしますが、日本でも同じような動きが生まれていることを実感し、感慨深い思いになりました」
(写真:講演の様子)
山口さんは講演後、X(旧Twitter)で次のように振り返っています。
「久留米には私が自助グループに繋がった時の同期の仲間が住んでいます。今日の講演で、司会者と講演者という立場で舞台上で一緒にお話する日が来るなんて夢にも思わなかったです。とても心に残る1日でした」(同日)
講演では、依存症や問題飲酒に関心のある参加者と自身の体験を共有でき、手応えを感じた様子でした。 今回の講演を通じて、依存症からの回復に向けた支援の輪が広がることが期待されます。
アルコールなどの依存症は、自分の意思とは関係なく依存が形成される病気です。習慣的な要因によるもので、誰にでも陥るリスクがあります。 1978年に設立されたジャパンマックは、日本で初めて12ステッププログラムを導入した依存症支援施設であり、依存症に苦しむ多くの人々の回復をサポートしています。長年の経験をもとに依存しない生活を送れるよう支援し、社会復帰を目指すためのプログラムを提供しています。
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