依存症からの回復は、一人ひとり異なる道のりです。ジャパンマックでは、アルコール・薬物・ギャンブルなど、さまざまな依存症からの回復と自立を支えるため、各地の拠点でプログラムを提供しています。地域生活への移行、就労への試み、専門的な回復プログラムの修了まで──それぞれの仲間が歩んできた経験は、次のステップへの確かな土台となります。今回は、各施設での卒業や近況を紹介しながら、ジャパンマックの回復支援の現場をご紹介します。
8月6日付の「マック通信」では、3年間RDデイケアセンターを利用した仲間の卒業式の様子が紹介されました。
卒業後も仕事の合間に司会として関わってくれる予定で、その存在は新しい仲間にとって大きな励みとなります。回復の道を歩み、今度は支える側として場に戻ってくる姿は、依存症回復支援の現場に息づくつながりの力強さを物語っています。
▶【RDデイケアセンター】利用者さん3年間卒業おめでとうございます
2024年11月6日付けの「マック通信」では、2年間の通所を経てアルバイトをしながら卒業を迎えた利用者が、「飲まない生活」を実践し、人との関係を築きながら、その人らしい魅力を発揮してきたことが報告されました。回復の中で培った信頼関係や日常生活の力は、卒業後の暮らしにも確かな支えとなるはずです。施設からの「社会の中で飲まない生き方を続けてほしい」という温かなエールには、支援者と卒業生の深い信頼関係が感じられます。
▶【2024年10月】RDデイケアセンター卒業式「これからも社会の中で飲まない生き方を」
このようにジャパンマックの各拠点で、仲間たちが多様なプログラムを修了し、新たな生活や次のステップへ進んでいます。
地域生活を始めたみのわマックの仲間
2025年4月号(No.375)の「みのわマック便り」では、アパートを借りて地域で生活を始めた仲間の近況が伝えられました。
自立生活を始めるまでの具体的な道のりと、その過程で直面した焦りや不安を、仲間やプログラムの支えによって乗り越えていく姿にあります。物件探しから引っ越しまでのリアルな体験を通して、依存症回復における生活基盤づくりの重要性や、AAミーティング・12ステップの実践が生活の安定と再発防止に結びついている様子が伝わります。自らの成長を実感し、「飲まない人生」を前向きに描く締めくくりも心に残ります。
▶自立を意識した当事者のお話「アパートを借りて生活しています」/みのわマック便り
川崎マック「だるま~ぷ」年度修了
川崎マックがかつて報告した、薬物依存症の認知行動療法的治療プログラム「だるま~ぷ」の年度修了記事からは、当時の取り組みの様子やプログラムの特徴がうかがえます。「だるま~ぷ」は、認知行動療法的治療プログラム「SMARPP」を基にしたもので、利用者様とスタッフが共に全10回のワークショップを修了。参加者からは感謝の声と、翌年度への意欲が寄せられていました。
▶【2023年・川崎マック】参加型ワークショップ「だるま~ぷ」が今年度も修了
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今回は過去にお伝えした記事から、各施設のジャパンマックの活動をまとめてみました。長期利用から地域生活への移行、就労へのチャレンジ、専門的プログラムの修了など、一人ひとりの歩みに寄り添いながら支援を行っています。こうした経験の積み重ねが、今後の生活を支える確かな土台となっています。