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壮絶なアルコール依存からの回復、城間勇さんの体験談がYahoo!ニュースで話題に ーー支援の在り方に重要な示唆

11月14日からYahoo!ニュースオリジナル特集「#病とともに」で、アルコール依存症を乗り越えた城間勇さんの体験談が紹介されています。その生き方と回復支援の取り組みが注目を集めています。依存症支援に携わる関係者や当事者、関心のある人にとって、支援の在り方を考えるきっかけとなるに違いありません。

 過去にアルコール依存症に苦しみ、多くの困難を経験した城間勇さん(81歳、Y-ARAN理事長)は、断酒に成功して30年近くになるそうです。かつて、アルコールに溺れ、仕事も家族も友人も失い、7度の入退院を経験しました。酒に「負けた」と心の底から認めたとき、ようやく回復の第一歩を踏み出すことができたと語ります。

「リカバリー・ダイナミクス」との出会い、回復方法の多様性へ取り組み

 大きな転機のひとつに、57歳のとき、城間さんはアルコール依存症回復者のジョー・マキューが開発した「リカバリー・ダイナミクス」を学び、仲間と協力して翻訳出版などの仕事に携ったことを挙げています。このプログラムは、回復への導きとなる「12ステップ」を回復施設向けにアレンジしたものです。12ステップの論理的一貫性をわかりやすく説明し、図を使って依存症者にとって理解しやすく構成されています。

 しかし、このような思いも抱きます。「自分は12ステップの自助グループで回復したが、他にも回復の方法がある」のではと。現在、城間さんは横浜依存症回復擁護ネットワーク(Y-ARAN)で理事⻑を務め、横浜リカバリーコミュニティー(YRC)で回復支援に取り組み、回復方法の多様性を社会に広めようとしています。周りには30人近くのボランティアのリカバリーサポーターが集まり、園芸や瞑想、アートなど、プログラムも多様です。城間さんの「回復に終わりはない。死ぬまで回復の取り組みを続ける」という言葉にはひたむきな決意を感じさせます。

専門家からは「依存症は『孤独の病』」のコメント

 依存症者が孤立することなく回復の道を歩める環境を作ろうとする城間さんの姿勢に、多くの共感が寄せられています。21日現在、記事のコメント数は300以上にもなっています。

 精神科医の井上智介氏は「依存症は『孤独の病』とも言われます。治療を続けるために、居場所や理解者の存在はとても大切」とコメント。また、筑波大学の太刀川弘和教授(地域精神医学)は「依存症は本人の問題でもありますが、それを作り出す冷たい消費社会の問題でもあります」と寄せています。

◇ ◇ ◇

 私たちジャパンマックも、依存症からの回復を支援するためのプログラムを提供しています。また、依存症に対する社会の偏見を減らし、依存症者の回復が可能であるというメッセージを社会全体に広めるため、回復支援や広報活動に力を入れています。ジャパンマックとしても、さらなる回復支援の場を広げていきたいと考えています。

(文・広報K.K)

【参考記事】「依存症は回復できる病気です」81歳・アルコール依存症経験者の執念がつくる“脱強制”の回復プログラム(Yahoo!ニュース オリジナル特集、11/14(木) 17:36配信)


バーブホーム再建プロジェクト

 私たちジャパンマックは、施設老朽化に伴い2023年にやむなく取り壊されたナイトケア施設「バーブホーム」の再建のため、クラウドファンディングを2024年12月06日23時00分まで実施しています。


▲バーブホームでの利用者たち(現在、建物は取り壊されています)

 孤立しがちな依存症者が、仲間や地域社会との繋がりの中で共に歩むことで、未来を拓けると信じています。ジャパンマックの活動に共感し、未来を一緒に実現したいという方は、ぜひクラウドファンディングにご参加ください!

▶クラウドファンディングページはこちら

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