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もしかしてアルコール依存症?と感じたら。ブラッド・ピットも参加した自助グループという選択肢

俳優ブラッド・ピットのアルコール依存症の告白が、大きな話題を呼んでいます。彼の言葉は、「依存症は意志の弱さ」という日本の考え方を、あらためて問い直すきっかけとなりそうです。

 俳優のブラッド・ピットが、『Armchair Expert(アームチェア・エキスパート)』に出演し、過去のアルコール依存症について語りました。同番組は、アメリカの俳優ダックス・シェパード(Dax Shepard)がホストを務める人気ポッドキャストです。この内容は、日本では7月5日にBuzzFeed Japanによって報じられました。

「再起動が必要だった」と語る過去

 ブラッド・ピットは、俳優のアンジェリーナ・ジョリーとの破局後すぐに飲酒をやめ、アルコール依存症と向き合ったと語ります。当時は深く苦しんでおり、「再起動が必要だった」「目を覚まさないといけなかった」と、断酒を決意した心境を明かしました。

 そして、アルコール依存症の自助グループ「AA」(アルコホーリクス・アノニマス)に参加した経験が「大きな意味があった」と語ります。「みんなが自分の経験や過ち、願望や痛み、そしてユーモアを分かち合うんだ。素晴らしいことだと思ったし、特別な経験になった」と振り返りました。

「意志の問題」という社会の誤解

 日本では、アルコール依存症が本人の「意志の弱さ」の問題だと見なされる誤解があります。

 アルコール依存症は、WHO(世界保健機関)も定義する「疾患」の一つです。アルコールによって脳の仕組みが変化し、自分の意志だけで飲酒行動をコントロールするのが極めて困難になります。そのため、根性論ではなく、専門的な治療や支援が必要です。

 ジャパンマックの岡田代表は、次のように語ります。

ブラッド・ピット氏ほどの著名人でも参加できるAAは素晴らしいと思います。日本でも山口達也氏がAAに参加していることをカミングアウトした時は衝撃でしたが、アメリカはさらにその先を進んでいると感じました。依存症者にとってAAは安心できる居場所であり、仲間が支えてくれる場所です。ブラッド・ピット氏もきっと12ステップを実践しているのだと思います

 ブラッド・ピットの告白は、単なるセレブリティの話題に留まりません。それは、今、同じ問題で悩んでいる人々へ「あなたは一人ではない、助けを求めていい」というメッセージを伝えていると言えるでしょう。

【参考文献】
BuzzFeed Japan「アルコール依存に悩んだブラッド・ピット、"どん底"からの立ち直り方を告白「再起動が必要だった」」(2025年7月5日)
https://www.buzzfeed.com/jp/ellendurney/brad-pitt-aa-meetings-after-angelina-jolie-divorce-1
(閲覧日:2025年7月10日)


依存症とジャパンマックの回復支援活動

 アルコールなどの依存症は、自分の意思とは関係なく依存が形成される病気です。習慣的な要因によるもので、誰にでも陥るリスクがあります。 1978年に設立されたジャパンマックは、日本で初めて12ステッププログラムを導入した依存症支援施設であり、依存症に苦しむ多くの人々の回復をサポートしています。長年の経験をもとに依存しない生活を送れるよう支援し、社会復帰を目指すためのプログラムを提供しています。

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