新聞等によると、プロ野球・巨人のオコエ瑠偉と増田大輝の両選手が、海外で運営されている違法なオンラインカジノで賭博を行ったとして、警視庁に単純賭博容疑で書類送検されたと報じています※1。
ジャパンマックへの日々の相談からも、違法なオンラインカジノの利用者が増加しており、被害金額も大きくなっていることが感じ取れています。
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違法なオンラインカジノは海外のサーバーが使用されるなど、規制の届かない部分があるため、被害の状況を把握するのが難しいという特徴があります。
今回は、両選手はスマートフォンの履歴や銀行口座の利用記録の提供にもすすんで応じ、「開幕前に自らの過ちを正しておきたかった」と述べました。オンラインカジノの違法性を認識しないまま興味本位で利用していたことを深く後悔し、12球団で申し合わせた上限いっぱいの制裁金の支払いも異議なく受け入れています。
「依存症の耐性」という言葉があります。継続してギャンブルをしていると、同じことを繰り返しても興奮や満足感が得られなくなり、より刺激の強い賭け方や他のギャンブルに移っていくことがあります。両選手が自らの過ちを認識し、正そうとかえりみたこと自体は評価されるべきかもしれません。
(文・広報K.K)
【参考URL】
※1 「オンラインカジノで賭博疑い 巨人・オコエ選手ら2人書類送検」日本経済新聞、2025年5月8日付 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD081O60Y5A500C2000000/
アルコールなどの依存症は、自分の意思とは関係なく依存が形成される病気です。習慣的な要因によるもので、誰にでも陥るリスクがあります。 1978年に設立されたジャパンマックは、日本で初めて12ステッププログラムを導入した依存症支援施設であり、依存症に苦しむ多くの人々の回復をサポートしています。長年の経験をもとに依存しない生活を送れるよう支援し、社会復帰を目指すためのプログラムを提供しています。
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