みなさん、いかがお過ごしでしょうか。今回は「カウンセリングスペースやどりぎ」が取り扱っている心理検査・知能検査(ウェクスラー式)について紹介したいと思います。
知能検査(ウェクスラー式)は、自分の得意なところや苦手なところをはっきりさせるために行います。この検査を受けることで、自分の持っている力をうまく活かす方法を知ることができ、今後の生活がもっと楽に、もっと豊かに過ごせるようになります。
そのため、自己理解を深めるためのツールとしてもおすすめです。
「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」 「処理速度」の4つの力をみることができます (初めて出くわした場面で4つの力がどのくらい発揮されるのかわかります)。
検査結果は、IQ(知能指数)として表されます (4つの力それぞれにIQとして数値がでます)。
下のグラフは、IQのグラフになります。合成得点をIQ、正規曲線を人の多さとしてみてください。山になっているIQ90-109 が平均(同年代集団の)となります。検査を実施することで同年代集団に比べて自分がどこに位置しているのかわかります。
IQ90~109の数値を持っていたら、さまざまな場面で他者と共感することができます(集団の中でその数値を持っている人が一番多いため、とらえ方や表現の仕方が同じになる)。しかし、IQ70以下や130以上の数値を持っている人たちは、様々な場面で孤独を感じやすいです(集団の中でその数値を持っている人が少ないため、平均の人たちと比べて物事のとらえ方や表現の仕方が異なる)。
自分の得意なところや苦手なところを知り、また、同年代集団のどこに位置しているのかを知ることで生きやすくなるのではないでしょうか。詳しく知りたいと思われた方はやどりぎに連絡をくださいね☆
!!注意!! よく「IQが高かったら良い」 「IQが低かったら悪い」などのとらえ方をされがちですがそうではありません! 数値をみてみんな(集団)と共感しあえるかというのが大事なポイントとなります。人は他者と共感しあえることが自分の幸せ(心の健康)のために必要です。そのため慢性的に孤独を感じている人は心が不健康になってしまいます。 |
(文・橋本茉旺=公認心理師/臨床心理士)
福岡市東区にある民間のカウンセリング施設です。ネット依存、ゲーム依存を始めとした各種依存症や発達障害、ひきこもり 、トラウマ など、さまざまな困りごとを抱えた方の問題の整理をお手伝いします。