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「なんとかしたい」その想いが裏目に…? 大切な人が依存症かもしれない時に、家族ができること

ご家族を思うがゆえの行動が、かえって状況を悪化させることもあります。この記事では、厚生労働省の情報をもとに、家族が陥りがちな対応と「最初の1歩」を解説します。

 「いい加減にして!」と責めてしまった。
 「私がいないとダメだから」と、借金の肩代わりや問題の尻拭いを続けている。

 大切なご家族やパートナーに依存症の疑いがあるとき、「なんとか助けたい」という一心で、良かれと思ってとった行動が、かえって状況を悪化させてしまうことがあります。何度も繰り返される問題に、ご家族が疲れ果ててしまうことも少なくありません。

 この記事では、厚生労働省の情報をもとに、ご家族が陥りがちな状況と、ご本人だけでなくご家族自身も救われるための「最初の1歩」について解説します。

2つの「逆効果」な対応

 愛情や心配からくる行動が、皮肉にもご本人の回復を遠ざけてしまうことがあります。厚生労働省のサイトでも、次の対応を「逆効果」と指摘されています。

𠮟る・責める・問い詰める
 「どうして約束を破るの」「意志が弱いから」と責めても、問題は解決しません。
 依存症は「欲求をコントロールできなくなる脳の病気」です。本人は、意志の力だけではどうにもできない状態に苦しんでいます。周囲から責められると、そのストレスから逃れるため、さらにアルコールやギャンブル等にのめり込んでしまうという悪循環に陥りがちです。

問題の尻拭い(肩代わり)をする
 借金を代わりに返済する、職場にうその理由で欠勤連絡を入れる、といった行動です。「今回だけは助けてあげよう」という情が、本人が自分の行動の結果と向き合う機会を奪ってしまいます。問題が起きても誰かが解決してくれるため、本人は「まだ大丈夫」と感じ、依存を続けることができてしまうのです。

まず家族が相談を

 「責めてはダメ、借金を肩代わりしてはダメ……。一体どうすればいいのか」と感じる方もいるでしょう。
 厚生労働省が大切なこととして示しているのは、「まず、周りの方が専門の機関に相談すること」です。
 ご本人が「自分は病気だ」と認めるまでには、時間がかかることがほとんどです。その間、ご家族だけで問題を抱え、心身をすり減らす必要はありません。
 むしろ、ご家族が正しい知識を身につけ、適切な接し方を学ぶことが、ご本人を回復へと導く最も効果的で愛情あるサポートです。
 相談に行く際、最初から本人を連れて行く必要はありません。ご家族だけで訪れて、今の状況を話すだけで大丈夫です。

 あなたは、1人ではありません

 私たちジャパンマックは、皆さまにとって大切な相談先の一つです。
 同じような経験をした仲間と話すことで、「悩んでいるのは自分だけではなかった」と知るだけでも、心が軽くなることがあります。ジャパンマックでは、さまざまな依存症から回復したたくさんの職員が働いています。ここでは、誰にも言えなかった本音を安心して話すことができます
 大切な人の回復への道は、ご家族が「1人で抱え込まない」ことから始まります。恥ずかしいことでも、情けないことでもありません。勇気を出して外部の助けを求めること。それが、自身の未来を守るための、最も確かな一歩です。

 ジャパンマックは、いつでもあなたの声をお待ちしています。

■参考文献
出典:依存症についてもっと知りたい方へ (2025年07月31日閲覧)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html


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